やりたいことが見つかったら
生きていく目標ややりたいことが見つかったのならそれを追い求めて欲しい.
  なぜならそこには同じ事の繰り返されるだけの日常生活にはない喜びがあるからだ.
  それを追い求めるためにはどうすればいいか?
  自分で一つ一つのハードルを課せばいいのだ.
  あくまで俺の場合の話であるから一概にこうすればいいという訳ではないけれど・・・
  俺の場合はやりたいことが見つかったけどもそれをどうやって追いかけて,どうやって掴めばいいかまったくわからなかった.
      
  
  確かに何人もの先駆者や憧れの人たちの真似をすればよかったのかもしれないけども,俺の場合どうしても真似をすることで「自分」という個性が消えてしまうことは許せなかった.とくにその「個性」を必要だとも思っていたからね.
  そこでどうしたか?
  自分で一つ一つハードルを課したのだ.
  最初の段階でまずはここまで.これができたら次はここまで.そしてさらにその上その上を目指す…
  人の進む道には必ず過程がある.スタートしていきなりゴールなんかはない.必ず途中でいくつものトラブルがあるし,超えるのが困難なハードルにもぶつかるだろう.いつもそう考えて歩いている.
  そのトラブルやハードルを越えてこそ,その過程が初めて経験となり知識となり自信となるのだ.
  それらがない人間に掴めるものなんかない.
  たとえ天才に見える人間でも才能豊かな人間であっても,生まれた環境が人より優れていた人でも,そこ(終着点や目標)に辿り着くまでに必ず幾つかのハードルを越えてトラブルを克服している.
  誰もがみんな傷つき倒れるのだ.
  だから失敗も挫折も恐れてはいけない.例え失敗や挫折があってもそのトラブルやハードルに挑んだことは貴重な財産であり経験であり知識であり自身となる.
  だから現実に目を伏せて逃げてはいけないのだ.
  もし失敗や挫折が怖いなら…
  その自分に課すハードルの高さを低くして数を増やせばいい.
  焦る必要もない.慌てる必要もない.できることからやって成長の土台を作ればいいのだ.
  それでも乗り越えられないのなら…
  諦めて次の目標を追いかければいい.
  だってその失敗も挫折も,先に言った通り貴重な財産なのだから.
だから簡単に諦めてはいけないけど,ムリと思えばスッパリ諦めてもいいのだ.
  失敗は誰でもあるのだから.
  完璧な人間なんてこの世の中には一人もいないよ.
  そうそうあともう一つ.
  何も人と足並み揃えて歩く必要なんてないんだよ.
  100人いれば100人の顔があるように,人の人生も100通りあるのだから.
  たとえ人と違ったとしてもそれは負い目でもなんでもない.当たり前のことなのだ.
  逆に言えばみんながみんな同じであるほうが不気味だよ.
  だから人と違った感性があっても気にしなくてもいいし,人と歩く道が違ったとしても恐れても疑ってもいけない.当たり前のことなのだから. 
  JUN
